The Graphic Design Review

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学会誌を立ち読む:デザイン関連論文の世界

学会誌を立ち読む:デザイン関連論文の世界

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イギリス王立協会が刊行した世界初の学会誌『哲学論集(Pshilosophical Transaction)』第1巻のタイトルページ(1665年創刊)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Philosophical_Transactions_Volume_1_frontispiece.jpg

[CC BY 4.0]

 

ヘッダ画像:王立協会での会議の様子。アイザック・ニュートンが議長を務めている。J.M.L.R.の原画をもとにJ.クォートリーが制作した木版画。1883年。[CC BY 4.0]

Credit: Royal Society, Crane Court, off Fleet Street, London: a meeting in progress, with Isaac Newton in the chair. Wood engraving by J. Quartley after [J.M.L.R.], 1883. Wellcome Collection. Source: Wellcome Collection. [CC BY 4.0]

 

近年、ネットで大学や学術機関の学会誌を無料公開する取り組みが広まりつつある。SNSの喧騒やノイズから離れ、デザインにまつわるアカデミックな研究の世界を垣間見てみよう。

 

ソーシャルネットワークや動画サイト、あるいはアルゴリズムが生成する断片化したデータによって支配された現在の姿しか知らない人には想像しにくいかもしれないが、人びとがインターネットに見いだしてきた主要な可能性のひとつに、開かれたデータベースやアーカイブとしての役割がある。私たちはそのようなネットのポテンシャルを、辞書や事典サイトや本、映画や音楽のデータベース、図書館や美術館の画像データベースにおいて実感している。

 

研究者にとってインターネットはリサーチから論文執筆、発表にいたるすべてのプロセスにおいて欠かせないものとなっている。なかでも、論文データベースは先行研究を参照するために重要だ。近年、学会誌論文の多くがネットを通じて無料で閲覧可能になってきている。

 

オープンアクセス(あるいはフリーアクセス)といわれるこの動きは、社会全体の知的生産を促進するものとして2000年代からアメリカを中心に活発となり、いまでは世界各国のさまざまな学会で対応が進められている。

 

なお、フリーアクセスも論文を無料公開する点ではオープンアクセスと同様だが、再利用の範囲設定がより制限されている。その厳密な定義や利用条件はそれぞれの学会や学会誌の規約を参照してほしい。ここでは便宜的に「オープンアクセス」という言い方で統一することにしたい。

 

さて、この記事でお伝えしたいことはひとつだけだ。つまり、これらのシステムを利用すればデザインをめぐる学会誌や関連する論文や報告書を自由に読めるということだ。技術的なティップスや啓発的なアドバイスばかりがネット上に氾濫する現状において、これらの論文はきちんとしたデザインリソースへの入り口として重要な意味をもつ。

 

日本国内では国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する「J-STAGE」が、オープンアクセス論文の中心的なプラットフォームになっている。J-STAGEでは国内の2400を超える機関による、4000誌以上のジャーナルを検索できる。

 

まずは、自分の関心のあるトピックについて検索してみてほしい。たとえば書体だったら、特定の書体の歴史を調査するものもあれば、読みやすさを科学的に計測するもの、書体の運用の社会的なあり方を考えるものなど、よって立つ専門や学会によってさまざまなアプローチの論文が見つかるだろう。

 

本文と並んで重要なのは参考文献リストで、そこからさらに別の文献を辿っていける。また、自分の関心に沿った学会のジャーナルを通読していくのもいいし、研究の成果がまとめられた出版物を手に取ってみてもいい。

 

なお、J-STAGEで公開されているのは世の中に存在する論文のすべてではない。関心をもった人は各研究機関のリポジトリ(その機関に所属する研究者の研究内容を電子的にアーカイブ・公開しているところ)や各種の図書館などにアクセスすれば、さらに多様な知の世界を探索できる。英語圏ならさらに多くのリソースが広がっている。

 

研究者としての態度やそのためのさまざまな手続きをショートカットして論文を紹介することには批判もあるかもしれないが、デザイナーやデザインを学ぶ学生がデザインをめぐる知の世界を知ることは、結果としてデザインと社会のかかわりをより豊かなものにするのではないだろうか。

 

とはいえ、これらがあくまでも学会誌であり、その内容の引用や参照には一定の作法が必要だし、読み手にはその論文が書かれた時期や文脈を批判的に読み解くリテラシーが求められることは気に留めておいてもらいたい。

 

結論からいえば、以上でこの記事の要点は終わりである。しかし、せっかくなのでグラフィックデザイナーの視点からみて興味深そうな論文の一例を、やじ馬的に紹介してみた(いうまでもなく、セレクションは筆者の限られた知見と偏った関心にもとづいている)。

 

凡例)

・著者名

・論文タイトル

・論文出典

・URL

◉グラフィックデザイン史を掘り下げる

 

デザインの歴史的な人物、出来事、動向についての研究は、じつにバラエティに富んでいる。さまざまな時代や地域にまたがるこれらの研究は、従来の定説化されたグラフィックデザイン史に新しい光をあてる。

日野 永一

アール・ヌーボーと明治のデザイン運動

デザイン学研究, 1995, 42 巻, 3 号

https://doi.org/10.11247/jssdj.42.41_2

 

田島 奈都子

モダニズムの商業美術家たち : デザイナーの目覚めと団体の誕生の頃

デザイン学研究特集号, 1998, 6 巻, 2 号, p. 36-42

https://doi.org/10.11247/jssds.6.2_36

 

岡 達也, 水木兵太郎

『アブストラクトパターン』の図案の特徴とその位置づけ

デザイン学研究, 2015, 61 巻, 2 号, p. 2_27-2_34

https://doi.org/10.11247/jssdj.61.2_27

 

小池 光三,

ブック・デザインにおけるオーソドックス型とエルベ型とについて

出版研究, 1976, 7 巻, p. 31-61

https://doi.org/10.24756/jshuppan.7.0_31

 

井口 壽乃

『Harper’s Bazaar』『ELLE』『an・an』にみる視覚文化の流れ

日本デザイン学会研究発表大会概要集, 2015, 62 巻, 日本デザイン学会 第62回研究発表大会, セッションID B9-06, p. 100-

https://doi.org/10.11247/jssd.62.0_100

 

山本 佐恵

一九五〇年代の田中一光作品における「日本的なもの」の表現

美学, 2017, 68 巻, 1 号, p. 85-96

https://doi.org/10.20631/bigaku.68.1_85

 

加島 卓

若者にとって〈感覚〉とは何か:1960年代日本における職業としてのグラフィック・デザイナー

年報社会学論集, 2009, 2009 巻, 22 号, p. 210-221

https://doi.org/10.5690/kantoh.2009.210

 

阿部 卓也

技術・社会の文脈から読み直す杉浦康平デザイン

日本デザイン学会研究発表大会概要集, 2019, 66 巻, 日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会, セッションID D8-02, p. 310-

https://doi.org/10.11247/jssd.66.0_310

◉技術と感性のつながりを考える

 

グラフィックデザインは感性と機能の両方を基盤(あるいはエクスキューズ)として発展してきた領域だが、感性を実証的に分析してみる、というのは学術研究ならではだ。コンピュータを用いた調査や支援がやりやすくなったこともあり、近年ではデザインにおける人間の認知や行為の関係についてさまざまな研究がなされている。

原田利宣
デザイナのための「美しい曲線」再考

デザイン学研究, 2008, 55 巻 2 号, p. 75-82
https://doi.org/10.11247/jssdj.55.75_2

 

勝又 暢久, 原田 創之介, 福原 颯, 荒川 雅生, 中尾 彰吾, 藤原 雅彦

感性とデザインのトレードオフ関係を考慮した言葉によるエンジニアリング

日本機械学会論文集, 2025, 91 巻, 943 号, p. 24-00174

https://doi.org/10.1299/transjsme.24-00174

 

上田 尚, 下嶋 篤

サイズ縮小による書籍カバーの印象の変化(感性情報処理とマルチメディア技術および一般)

映像情報メディア学会技術報告, 2010, 34.18 巻

https://doi.org/10.11485/itetr.34.18.0_27

 

小﨑 美希, 大澤 夏帆, 平手 小太郎

サインの体系的評価に関する研究:鉄道駅構内サインの印象評価実験による評価項目の寄与度算出

日本建築学会環境系論文集, 2025, 90 巻 829 号,  p. 113-121
https://doi.org/10.3130/aije.90.113

 

竹内 雪乃, 井手 拓郎

観光情報サイト閲覧行動の研究

観光研究, 2024-2025, 36 巻, 1 号, p. 71-76

https://doi.org/10.18979/jitr.36.1_71

 

久山 宏

マーク・シンボルの形状特徴量による検索と分類 : 形状特徴量計測方法の応用例

デザイン学研究, 1999, 46 巻, 3 号, p. 49-58

https://doi.org/10.11247/jssdj.46.49

 

李 東起, 古賀 誉章, リュウ ユニス, 小崎 美希, 魯 斌, 平手 小太郎, 若林 直子

ドライビング・シミュレータを用いた自動車運転時の看板の見つけやすさに関する研究

日本建築学会技術報告集, 2012, 18 巻, 38 号, p. 287-291

https://doi.org/10.3130/aijt.18.287

 

田端 聡

AIを活用した雑誌のレイアウト自動生成システム

日本印刷学会誌, 2020, 57 巻, 3 号, p. 126-130

https://doi.org/10.11413/nig.57.126

◉文字をめぐって

 

実証的な調査の中心的な関心のひとつに文字がある。かつては活字そのものの可読性がシンプルに問われていたのに対し、デジタル環境やインターネットが日常化した現代では、その射程はメディアとの相互効果から都市論、弱者への配慮まで幅広い。この種の論考は日々増加しているような気がする。

矢作 勝美

和文活字の可読性研究の系譜

出版研究, 1972, 3 巻, p. 90-123

https://doi.org/10.24756/jshuppan.3.0_90

 

郷原 皓彦, 花井 日華里, 梶川 丈, 野間 悠希奈, 山本 朗義, 山崎 竣介, 入戸野 宏

文字フォントが単語の感情価判断に及ぼす影響

認知心理学研究, 2025, 22 巻 2 号, p. 97-103

https://doi.org/10.5265/jcogpsy.22.97

 

野宮 謙吾, 渡辺 静香

和文書体の視覚イメージと音声イメージの関係

ザイン学研究, 2003, 50 巻, 6 号, p. 11-18

https://doi.org/10.11247/jssdj.50.11_4

 

齋藤 大輔, 斎藤 恵一, 斎藤 正男, 東 吉彦, 犬井 正男

眼球運動解析による可読性評価 : 文字色と背景色の組合せによる比較

バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌, 2009, 11 巻 1 号, p. 23-28

https://doi.org/10.24466/jbfsa.11.1_23

 

李 志炯, 崔 庭瑞, 小山 慎一, 日比野 治雄

文字の太さによる印象の変化

デザイン学研究, 2016, 63 巻, 5 号, p. 5_101-5_108

https://doi.org/10.11247/jssdj.63.5_101

 

本多 明生, 守屋 真那斗

右肩上がり手書き文字の印象に関する研究

デザイン学研究, 2024, 71 巻, 3 号, p. 3_21-3_30

https://doi.org/10.11247/jssdj.71.3_21

 

寺田 恵理, 保崎 則雄

手で書くこと:手書き文字に対する認識に関する一調査

日本教育工学会論文誌, 2018, 42 巻, Suppl. 号, p. 145-148

https://doi.org/10.15077/jjet.S42077

 

沈 銀美, 宮崎 紀郎, 野口 薫
印刷媒体における文字の奥行き表現 : 日韓におけるイメージ評価の比較を通して
デザイン学研究, 1999, 46 巻, 1 号, p. 47-54
https://doi.org/10.11247/jssdj.46.47_1

 

福永聖子, 片山徹也, 庄山茂子

異なるフォントと配置のテロップを用いた和食の料理工程画面の印象評価

人間と生活環境, 2014, 21 巻 1 号, p. 25-34
https://doi.org/10.24538/jhesj.21.1_25

◉デザインの文化史

 

デザインについての出版物は大まかに技法書、作品集、啓発書、研究書に大別され、その動向には(現代ではとくに)マーケットの原理が大きく作用している。学会誌ではこうした枠組みにおさまらないデザインに対する独自の知的関心が展開されている。そのアプローチはデザインの実践の世界にも反映可能だろう。以下は、おもにデザインの文化史的な側面にかかわる論考を、目に付くままに挙げてみたものだ。

白山 眞理, 仲原 孝史, 青木 直和, 小林 裕幸, 土門拳写真集

『筑豊のこどもたち』の研究 ―画質やレイアウトの印象への影響―

日本写真学会誌, 2013, 76 巻, 4 号, p. 324-332,

https://doi.org/10.11454/photogrst.76.324

 

北田 聖子

日本のデザイン史における「標準化」の内実 : 紙寸法の標準化を例に(西部会第二八〇回研究発表会,例会・研究発表会要旨)

美学, 2010, 61 巻, 2 号, p. 159- 

https://doi.org/10.20631/bigaku.61.2_159

 

林 品章

台湾戦後視覚伝達デザイン運動 : 1945-1970 : 台湾視覚伝達デザイン史研究(2)

デザイン学研究, 1999, 46 巻, 5 号, p. 1-10

https://doi.org/10.11247/jssdj.46.1_5

 

片倉 葵

パッケージの図案によるオリジナリティの成立過程

年報カルチュラル・スタディーズ, 2023, 11 巻, p. 163-186

https://doi.org/10.32237/arcs.11.0_163

 

柳橋 達郎

明治・大正・昭和期における日本の自治体紋章の造形とその変遷

デザイン学研究, 2016, 63 巻, 5 号, p. 5_91-5_100

https://doi.org/10.11247/jssdj.63.5_91

 

山本 幸一

店舗のファサードを飾る木製の「切抜き金文字」看板の存在状況と耐久性

木材保存, 2022, 48 巻, 6 号, p. 272-281

https://doi.org/10.5990/jwpa.48.272

◉同時代に向き合う

 

デザインという領域は、社会や技術の変化がもたらす新しい枠組みと既存の価値観を接続する場でもある。両者の出会いはバズワードとして一気に広まることもあるし、事件や衝突としても現れる。そのような事態に対して感覚や感情にとどまらない思考を展開するためには、どう考えればいいのか。同時代的なトピックを取り扱った論文は、そのための枠組みを示してくれる。

加島 卓

2020年東京大会のエンブレム問題と社会学的記述――デザインの「作り方」と「使い方」に注目して――

年報社会学論集, 2020, 2020 巻, 33 号, p. 14-23

https://doi.org/10.5690/kantoh.2020.14

 

ほんま なほ

性と性別の多様性とデザインの課題

福祉のまちづくり研究, 2019, 21 巻, 1 号, p. 49-53

https://doi.org/10.18975/jais.21.1_49

 

森 亜由葉

フェムバタイジング(femvertising)の変遷からみるジェンダー表象の考察

社会デザイン学会学会誌, 2025, 16 巻, p. 63-73

https://doi.org/10.32240/socialdesign.16.0_63

 

原 寛和

生成AI時代のデザインマネジメント

組織科学, 2024, 58 巻, 1 号, p. 4-19

https://doi.org/10.11207/soshikikagaku.20241022-1

 

長尾 幸郎, 大井 美喜江

デザイン思考に関する研究の変遷

デザイン学研究, 2022, 69 巻, 3 号, p. 3_41-3_50

https://doi.org/10.11247/jssdj.69.3_41

◉デザイン概念や領域をめぐって

 

デザインをめぐる概念や領域が日本社会でどのように発展してきたのか。私たちはそのような疑問をとりあえず脇において日々の仕事に向き合っている。しかし、その部分に目を背けることのない地道なリサーチも積み上げられている。デザインの議論は、このようなファンダメンタルな研究のうえに成り立っている。

日野 永一

日本における応用美術概念の成立過程

デザイン学研究, 1992, 1992 巻, 89 号, p. 55-62

https://doi.org/10.11247/jssdj.1992.55_1

 

竹内 有子

デザインと素描

美学, 2018, 69 巻, 2 号, p. 82-

https://doi.org/10.20631/bigaku.69.2_82,

 

樋口 孝之, 宮崎 清,

「たくむ」「たくみ」語義の形成と変遷 : 日本におけるデザイン思考・行為をあらわす言語概念の研究(1)

デザイン学研究, 2003, 50 巻, 2 号, p. 101-110

https://doi.org/10.11247/jssdj.50.101

 

道吉 剛

ブックデザインとは何か

出版研究, 1976, 7 巻, p. 10-30

https://doi.org/10.24756/jshuppan.7.0_10

 

毛 鋭

デザイン経営におけるデザイン概念に関する一考察

マーケティングジャーナル, 2022-2023, 42 巻, 1 号, p. 81-89

 https://doi.org/10.7222/marketing.2022.038

 

用語を通してデザインを考える /回顧・現状・展望

 デザイン学研究, 1983, 1983 巻, 42 号,

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssdj/1983/42/_contents/-char/ja

◉デザイン学研究特集号

 

すでにお気づきの方もいると思うが、これまで紹介してきた論文の多くが日本デザイン学会(JSSD)のジャーナル「デザイン学研究」を出典としている。これは1954年にさかのぼる同誌の歴史と現在の公開ポリシーがあってこそだ。

 

同学会は、「デザイン学研究」以外に各号がひとつのテーマ特集で編集されている「デザイン学研究特集号」(1993年創刊)も刊行していて、読みごたえがある。とくに初期の号はそれまでの歴史や状況を包括的に取り上げていて、デザインの言説や研究によい見通しを与えてくれる。

1993年 1巻1号, 通巻1号
特集「デザインのパイオニアたちはいま」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/1/1/_contents/-char/ja

 

1994年 2巻3号, 通巻7号
特集「デザインにおける時代性」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/2/3/_contents/-char/ja

 

1996年 3巻2号, 通巻10号
特集「インタフェース・デザイン」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/3/2/_contents/-char/ja

 

1996年 3巻3号, 通巻11号
特集「デザインのあゆみ」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/3/3/_contents/-char/ja

 

1997年 5巻2号, 通巻18号
特集「世界のデザイン学研究」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/5/2/_contents/-char/ja

 

1999年 6巻1号, 通巻21号
特集「グラフィックデザインの広がり」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/6/1/_contents/-char/ja

 

1999年 6巻2号, 通巻22号
特集「デザイン あの日、あの頃」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/6/2/_contents/-char/ja

 

1999年 6巻3号, 通巻23号
特集「デザイン文献リスト集」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/6/3/_contents/-char/ja

なお、近年では定期的にタイポグラフィの特集も組まれている。

2010年 17巻2号, 通巻66号
特集「タイポグラフィ研究の現在」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/17/2/_contents/-char/ja

 

2012年 19巻3号, 通巻75号
特集「タイポグラフィの史的研究」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/19/3/_contents/-char/ja

 

2016年 23巻2号, 通巻90号
特集「タイポグラフィの展望:教育・研究・実践」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/23/2/_contents/-char/ja

 

2023年 30巻2号, 通巻108号
特集「タイポグラフィにおける書体:歴史・デザイン・使用の視点から」
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssds/30/2/_contents/-char/ja

室賀清徳(むろが・きよのり)

編集者。1975年、新潟県長岡市生まれ。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、ビジュアルカルチャーをテーマに出版物の企画編集、評論、教育活動を行う。『The Graphic Design Review』(JAGDA)編集長。元『アイデア』(誠文堂新光社)編集長。共著に『グラフィックデザイン・ブックガイド』(グラフィック社)ほか。

公開:2025/06/09